癒しの時間を愛犬と。心で繋がるドッグヨーガ

ライフ2021年8月12日by レオレアスタッフ
プロフィール:
中里めぐ美さん中里めぐ美さんインストラクター犬のおいもちゃん 日本ドッグヨーガ普及協会認定インストラクター

生まれ育った家庭での老犬介護や、自身でおいもちゃんを迎え入れるにあたり、小動物看護士小動物介護士ドッグシッターの資格を取得。2021年1月にドッグヨーガインストラクター資格を取得し、横浜エリアを中心にレッスンを提供している。嫌いな勉強も、ワンコのためなら頑張れる愛犬家。

ドッグヨーガは、インドの古典ヨーガのポーズ・インド哲学・アーユルヴェーダの叡智を織り交て生み出された健康法です。犬にヨガのポーズをさせるDOGA(ドガ)とは異なり、家族がヨガのポーズをとり、犬がサポートするスタイルでアクティビティをすすめます。ドッグヨーガの浸透を目指す、日本ドッグヨーガ普及協会認定インストラクターの中里めぐ美さんにその魅力をきいてみました。

Q.ドッグヨーガインストラクターを目指した経緯を教えて下さい。

おいもが通っている幼稚園を運営している、WANCOTT(*1)さん主催のイベントがきっかけです。参加時の体験がとても印象的で、ドッグヨーガを沢山の人が経験し、愛犬と”つながる”感覚を味わって頂きたいという思いから、インストラクターを目指しました。もともと運動が大嫌いということもあり、定期的な運動習慣はなかったのですが、イベント参加を機に人間向けのヨガスクールに通って基本を叩き込みました(笑)。その後、日本ドッグヨーガ普及協会主催のドッグヨーガインストラクター養成コースに通い、資格を取得しました。

(*1)横浜市にある犬のための会員制大型複合施設。ペットホテルやドッグパーク、介護・老犬ケア、トレーニングなどの6つのサービスを愛犬のニーズに合わせて利用できます。WEBサイトはこちら

Q.運動嫌いがインストラクターを目指すほどの体験、どんなものだったのかとても気になります(笑)具体的に教えて下さい。

おいもと心が通じ合う感覚を初めて得られた、というのが1番印象に残っている点です。当時はしつけなど、おいもとの生活全般にとても悩んでいた時期でした。散歩中の引っ張りはもちろん、他犬や他人への無駄吠え、家の中でもくるくるずっと走り回っていたり、とにかく暴れん坊なおいもの行動に翻弄されっぱなしで困り果てていました。実家で飼っていたお行儀の良いワンコとおいもを比較したり、自分が描く理想の生活と現実とのギャップを受け入れきれず、常にカリカリしていたように思います。

ドッグヨーガで深い呼吸をしながらポーズをとると、まず自分自身がとてもリラックスできたんです。インストラクターの指示通り、隣にいるおいもと呼吸や目線を合わせたり、触れ合いながらその体温を感じとると、更に心が落ち着いていく感覚を得ることができました。

おいもは人も犬も苦手で、目につけば吠えるのがお決まりの行動パターンだったのですが、ドッグヨーガのセッションが始まると、ひとつひとつのポーズにすごく集中していました。他にもたくさん参加者がいましたが、他犬を気にすることなく、私に抱っこされながら落ち着いてくれていました。

ポイントはレッスン序盤の犬と人が呼吸を合わせるセッションにあるのだと思います。深い呼吸で人がまずリラックスして、呼吸を少しずつ犬に合わせていきます。一連の流れの中で犬が飼い主の安らぎを感じ取り、犬自身もリラックスしていくのでしょう。言葉なしでおいもと繋がっていく一体感はとても新鮮でした。

Q.言葉なし、ハートで繋がる感覚は経験した人にしか分からないですね。ドッグヨーガでおいもちゃんとの関係に変化はありましたか?

親と子のような関係から、対等な存在である”パートナー”に変わりました。

以前は、万人にお利口だと思ってもらえるよう完璧においもを育てなければならないという気持ちがありました。その気持ちがプレッシャーとなり、理想通りにしつけができない自分に苛立ちを覚えていましたが、「他者と比べず、ありのままを受け入れる」というヨガの精神をレッスンやインストラクター養成講座の過程で学びました。結果、「実家にいたワンコなど、他犬と比べずにありのままを受け入れよう」というマインドセットを持つことができ、心に余裕ができ、おいもが何を考えているかを冷静に考える時間を持つことができています。

また、ドッグヨーガは人間だけでなく犬にも役割があります。おいもには、ただ私に飼い慣らされているのではなく、「共同作業に参加してるぞ」という自覚や責任感が生まれたようです。

私とおいも、双方の変化で、散歩中のリードコントロールがスムースになったり、他人や他犬に迷惑をかけることが不安で入れなかったカフェにも入れるようになり、生活に彩りが増えました。アイコンタクトの回数が増えたり、興奮して吠えてしまっても私のコマンドを聞いてくれるようになるなど、信頼関係に厚みがでてきたように感じています。ドッグヨーガがなければ、人間と犬がなにかを「一緒に楽しむ」瞬間ってなかなか想像できなかったので、とても良い変化だと思っています。

レッスン開始前、ウオーミングアップ中のおいもちゃんレッスン開始前、ウオーミングアップ中のおいもちゃん

Q.ヨガをきっかけに、ワンコとの生活が豊かになるとは素敵です。ドッグヨーガはどんな場所で体験できるのでしょうか?

私を含む、日本ドッグヨーガ普及協会から認定を受けたインストラクターが全国各地で活動しています。個人のInstagramアカウントなどでイベント開催告知から集客、当日の運営を担当しています。もちろん、日本ドッグヨーガ普及協会でも定期的にドッグヨーガ教室を実施していますよ。コロナ対策で気軽に外出できない日々が続いていますが、yogaboxさん運営のオンラインスタジオもあるので、自宅で気軽に認定インストラクターのレッスンを受けられます。

<関連サイト>

最新のレッスンスケジュールが確認できます。

中里さんとおいもちゃん Instagramアカウント

日本ドッグヨーガ普及協会 WEBサイト

DOGYOGAオンライン WEBサイト

中里さんのクラスは少人数、終始アットホームな雰囲気で進行する。
中里さんのクラスは少人数、終始アットホームな雰囲気で進行する。

ドッグヨーガでは、高難度のポーズは出てきません。ヨガをやったことがない人でも気軽にトライしていただくことができるよう、英雄のポーズや勇者のポーズなど、難易度が低いものを中心にレッスンが構成されています。老若男女、運動経験を問わず参加できるのが魅力で、ヨガマットと動きやすい服装があれば参加できます。クラスルーム形式で対面実施の場合は、複数の犬が参加するのでリードは必ず着用して参加して頂いています。

ドッグヨーガはワンコの動きは少なめ。人の犬の心の交流、一体感の醸成がメイン。ドッグヨーガはワンコの動きは少なめ。人の犬の心の交流、一体感の醸成がメイン。

Q.初めてドッグヨーガに挑戦する方へのアドバイスをお願いします

何より、家族が自信をもって参加することが大切です。「うちの子わんぱくだから大丈夫かな?」「レッスン中ずっとお行儀よくできるかな・・・」など、初めてのアクティビティへの参加、更にワンコも一緒となると心配ごとは尽きないですよね。犬は高い共感能力をもっているので、人の不安をすぐに察します。家族が周囲に遠慮や恐縮をしすぎてしまっていたり、愛犬の社交性や行動特性に懸念をもったままレッスンに入ってしまうと、不安がダイレクトに伝わりヨガに集中することができないでしょう。

私のレッスンでは、できる限り家族の不安を取り除くことができるよう、参加メンバー同士の交流を促進したり、ワンコたちが新しい場にすぐ慣れることができるような会場運営を心がけています。レッスン中は、以下の目的を達成できるよう、参加者全員の反応を見守りながらペース配分していきます。

  1. 愛犬と呼吸を合わせて絆を深める
  2. 愛犬の個性をあるがまま受け入れる心を作る
  3. 飼い主自身が健康になる

愛犬との関係性に悩んでいたり、普段と違ったコミュニケーションの形でリフレッシュしたい方、ぜひ一緒にドッグヨーガを楽しみましょう!

レッスン中、家族の膝の上でリラックスのそらくんレッスン中、家族の膝の上でリラックスのそらくん
腹筋を使うポーズを頑張る家族を応援中のうみちゃん腹筋を使うポーズを頑張る家族を応援中のうみちゃん
レッスンの後で。中里さんと生徒の皆さんレッスンの後で。中里さんと生徒の皆さん

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