好物探しを楽しもう!偏食・小食ワンコの食事対策

食事2022年2月10日by 大谷幸代さん

あの手この手で様々な工夫を凝らすものの、なかなか思うように解決できないワンコの少食や偏食。仕方がないと諦めてしまいたくなるのも当然ですが、犬の脳には満腹を感知する機能はなく、本来は常に空腹感を抱きながら暮らす動物であることを忘れてはいけません。

目の前に食べ物が置かれれば途端に完食してしまう習性をもっているにも関わらず、少食や偏食の悩みが続く理由は、愛犬がストレスや不調を抱えているからかもしれません。この記事では、ペット食育士監修のもと、ワンコが食事の楽しみを取り戻すために飼い主ができることや、好物探しのお助けレシピを紹介します。


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少食・偏食が引き起こす健康上のリスク

少食や偏食はすぐの解決が難しく、人と同じく体質や性格が原因と考えついつい問題を放置してしまいがちです。しかし、これらが原因で必須栄養量の摂取不足が長引くと思わぬ結果を招くこともあるため注意が必要です。小食・偏食が引き起こす健康上のリスクを、成長フェーズ別に確認してみましょう。

  • 生後1年未満の成長期

犬は生まれてからの1年間で体重が誕生時の10倍に増え、骨格も急速に成長します。この時期は運動量も多く、成犬の2倍以上の栄養量を必要とします。この時期に摂取栄養量が不足すると、心身の発育に不調をきたすばかりでなく、低血糖や免疫力の低下など、命の危険にもさらされます。また精神面が未熟でストレスに弱いことからも食欲は不安定になりがちで、過度な食欲減退は点滴や栄養補給などの医療措置を必要とすることもあります。

一生分の成長を遂げる時期だからこそ、毎日しっかりと食事をするための習慣付けが大切です。

  • 1歳以降の成犬期

犬は3歳が心身共に最も充実した時期といわれます。適度な運動量を確保することや、良質な栄養素の継続的な摂取で、内臓機能や被毛はもちろん、精神面でも良好な状態を保てます。

この時期、偏食や少食が慢性化すると、被毛はツヤが無くなり、体はやせ細り、体力も不足してしまいます。当然、気力も低下し年齢に見合った活力溢れる暮らしとは縁遠くなってしまうでしょう。

若く元気な時期だからこそのお出掛けや他犬との交流による気分転換・運動量の増加が食のお悩み解決に効果的です。身体を積極的に活性化することで免疫力が高まり、シニア期への準備ができます。

  • 6歳以降のシニア期

シニア期になると、運動量が減り、歯垢や歯石といった口内トラブルが増加、持病の治療を続けるワンコも増えてきます。次第に筋力は低下して内臓にも様々な不調が起こりますし、慢性的な食欲減退や消化不良といったお悩みが増えるのもこの時期です。年齢を重ねると、十分な量の食事を摂取していても次第に体はやせ細って弱弱しくなります。だからこそ毎日の食事から可能な限り多くの栄養を補給し、老化を遅らせましょう。

成犬期と比べてたくさんの量を勢いよく食べたり、好物を催促することは減りますが、健康で快適に長生きするためには、毎日食事をしっかりとり、排泄や適度な運動を繰り返し、免疫力や体力を維持することが大切です。

食事は健康で長生きをするために欠かせない要素です。偏食や小食は時間をかけてでも解決を目指すべき課題と捉え、根気強く対策していきましょう。

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本来、ワンコにとって食事は最大の喜び

愛犬が少食や偏食である場合、家族は食事を前に飛び跳ねて喜ぶ姿や、勢いよく食べてくれる姿を想像しながら1日も早くそのお悩みを解決しようと願うでしょう。しかし、ワンコの食に対する興味・関心や気分は一定ではありません。年齢や体調、健康状態、季節、家族の接し方などによって都度変化します。

本来は常に空腹状態であるはずなのに、なんらかの原因で食への関心が薄れてしまっているワンコを、家族が想像する”食べることが大好きなワンコ”像へ変えることを目指すのは高すぎるハードルです。食べることは楽しいことであると感じとってもらうための努力から始めましょう。

まずは、以下のような工夫や考え方の変換をしてみましょう。

  • 食事は1食ごとではなく、1日トータルで推奨の摂取量がとれればよいと考える。

ワンコも寝起きは食欲が湧かなかったり、夜は早い時間に眠くなってしまうものです。食事は毎食同じ量を用意するのではなく、ワンコの気分やライフスタイルに併せて増減をしてみてください。例えば散歩後にテンションが上がっている時の食事は大目に、夜寝る前の食事は少なめにと分量を調整すると、食べ残し解消につながります。

  • 給与量はあくまでも目安。食事はワンコにとっての適量が大事。

ワンコも気分やその日の運動量、天気によって食欲が増減します。必ずしも毎日、毎食同じ量を完食できる訳ではありません。寒い日は食欲が減退したり、楽しくお出掛けをした日はお腹が空いて食事を催促するでしょう。給与量はあくまでも目安と考え、わずかな食べ残しや日ごとの食事量に一喜一憂する必要はありません。

食事量の過不足はワンコの体重を月に1回程度計り、増減の有無で確認しましょう。

  • 少量でも進んで食べてくれたらOKと考え、好物をたくさん見つける。

ワンコにも人間と同様、好物があります。肉や魚が好きなワンコもいれば、肉よりもチーズが好き、ササミよりもレバーが好き、というように好みは様々です。身近にある食材を毎日のワンコの食事に取り入れ、宝探しをするような気持ちで好物を探してみましょう。食に関する悩みは短期間で解決することは難しいため、家族が明るく、気軽な姿勢で向き合っていくことが大切です。

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小食・偏食ワンコも食欲増進!「好物探し」お手伝いレシピをご紹介

小食・偏食ワンコのお悩み解決への道は、宝探しの旅です。どんな食材が好き?料理方法は?刻む大きさは?好みはワンコそれぞれです。我が家のワンコだからこその「答え」探しに出かけましょう。好物が見つかった時の達成感は最高にハッピーなはずですよ。

家族の負担や不安を軽くしつつ、ワンコと楽しく暮らすためには、栄養バランスの整ったドッグフードをベースにアレンジを重ねる方法がおすすめです。今回は、たった10分程度の一手間でいつもの食事がワンコの好物に早変わりする簡単レシピをご紹介します。

鮭の風味が食欲そそる!「鮭とブロッコリー、卵のカラフルトッピング」

美味しい風味が食欲を刺激する効果大な食材といえば鮭。栄養満点な卵とブロッコリーと混ぜ合わせ、レンジだけで手軽に作れるトッピングレシピがこちらです。ドッグフードに含まれている動物性タンパク質とは異なる栄養素をトッピングすることで栄養価が増し、風味が変わることで食欲増進が期待できます。

調理時間 5分 

材料(5㎏の小型犬向け トッピングのみで約35 kcal )

  • レオアンドレア 30g
  • 焼鮭 20g
  • 卵      1/2個
  • ブロッコリー  20g

作り方

  1. 鮭、ブロッコリーをそれぞれレンジで加熱する。(※鮭は加熱で身の色が変わる程度、ブロッコリーは指で軽くつぶせる程度が加熱の目安です。)
  2. 器に卵を割り入れ、ラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱する。
  3. 2の卵に鮭、ブロッコリーを加え、軽く混ぜ合わせ、電子レンジで1分程度加熱する。
  4. 粗熱が取れたら、フードに乗せて完成。


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選び食べをしがちなワンコにオススメ!「白身魚のチーズとじ」

ワンコの大好物、チーズを使った簡単トッピングレシピです。チーズはタンパク質・脂質・カルシウムが豊富なうえに風味も強いため少食、偏食対策に効果的な食材です。とろけるチーズを使うと他の食材にもチーズの風味が広がるため、ワンコの選び食べ対策になり、色々な食材を食べてもらえる確率がアップしますよ。

調理時間 5分 

材料(5㎏の小型犬向け トッピングのみで約40 kcal )

  • レオアンドレア 30g
  • ブリ 10g
  • ブロッコリー 20g
  • ミニトマト 1/2個
  • 溶けるチーズ 15g

作り方

  1. ぶり・ブロッコリー・ミニトマトを食べやすいサイズに刻む。
  2. 1と溶けるチーズを混ぜ合わせ、電子レンジで1分ほど加熱する。
  3. 電子レンジから取り出し、粗熱が取れたら、フードにトッピングをして完成。

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フードプロセッサーと身近な食材で出来る「日替わりペースト」

少食、偏食に悩むワンコの中には、フードはもちろんオヤツにさえ関心を示さない子もいるでしょう。そのようなときはフードプロセッサーを活用しましょう。フードプロセッサーでつくった色々な食材のペーストは、固形物が苦手だったり、食感にこだわりのあるワンコにもオススメのトッピングになります。

  • チーズ
  • 魚(鮭、ブリ、イワシ、マグロなど)
  • 肉(レバー、ささみ、砂ぎもなど)
  • 野菜(パプリカ、カボチャ、さつまいもなど)

これらの食材は、風味が強く食欲が刺激される上に、犬が好む糖分が多く含まれているので、小食・偏食のワンコ向けのトッピングとしておすすめです。つくり方はとても簡単!少量を取り分けてフードプロセッサーにかけ、ペースト状になった食材をドライフードとよく混ぜ合わせるだけです。ペーストだけを少量だけ家族の指先に乗せてワンコに味見してもらう方法も効果的です。少量の味見が食欲を刺激するため、その後に器にドライフードと一緒に盛り付けるとワンコも大喜びです。

トッピングは気軽に楽しむことが大事

せっかくトッピングを作ってみたものの、食べてくれなかった、トッピング以外は食べ残してしまった・・・こんなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?

でも、ワンコの反応に一喜一憂する必要はありませんのでご安心を!

食べ残す、選び食べをするという行為はワンコからの「ヒント」だと発想を転換してみましょう。次にトッピングを準備する時は、ワンコの好物を多めに入れてみることで完食に近づく可能性があるということだからです。

好き嫌いは無いことは理想的ですが、人間よりも嗅覚が敏感で運動量や気候によって体調が変動しやすいワンコたちにとって、好き嫌いが出てしまうのは仕方がないことです。

食べ残しや選び食べもワンコとの知恵比べと考えてみると、食のお悩みに向き合う気持ちも少し楽になるでしょう。

<関連記事>【専門家監修】ドッグフードの「ちょっと足りない」を補うトッピング!基本ルール

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記事執筆&監修:
大谷幸代さん大谷幸代さんドッグトレーナー

大学在学中にイギリスへの短期留学を経験し犬とのライフスタイルを学びペットビジネスの世界へ。20年以上にわたり生体販売、トリマー、トレーナー、店舗開発、成田空港内ペットホテル開業にと従事。現在は3匹の保護犬と1匹の保護猫をパートナーにペット用品の開発、コラム執筆、専門学校講師として活動中。

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