こんにちは。レオレアスタッフのMです。
こちらはレオアンドレアに使われているおから。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く豊富に含む、ワンコにとっても嬉しい優秀食材です。ヒューマングレードなのでパクっとひと口。青臭くなくまろやかな豆の味わいが感じられ、味付けをしなくても美味しく食べられます! あれ、おからって、こんなに美味しいものだったっけ…?
今回は、そんなおからの美味しさの秘密を探るべく、製造元のヤマキ醸造グループの「豆庵 豆腐工房 」さんの工場を訪ねてきました。そこには、本物の美味しさを求め、ブレずに昔ながらの製法を守る豆腐ブランドの姿がありました。
豊かな自然から生まれる上質な水を求め工場を移転
豆庵の工場があるのは、埼玉県児玉郡神川町。東京から車で2時間ほど、山々に囲まれ豊かな自然が残る町です。
「山が自然のダムとなり、神川町では美味しい水が湧き出るんです。25年ほど前、この水にほれ込み、豆庵をはじめ醤油・味噌などを製造するヤマキ醸造グループの工場は移転したんですよ」と話すのは、株式会社ヤマキの逸見拓哉さん。
80%以上が水から成る豆腐づくりにおいて、水は美味しさを大きく左右するもの。神泉町のお水は、年間を通して水温が低く、多くのミネラルを含んでおり、豆腐づくりに最適なのだそう。
安心・安全の100%国産大豆
水と同様、豆腐づくりにおいて大切なのが大豆。
「大豆は、100%国産、有機栽培・特別栽培のものにこだわっています。やはり外国産と国産では豆質が異なります。海外産のものは大きなコンテナに入れて時間をかけて船で運ばれますが、国産は温度・湿度の管理もしっかりと行き届いた環境で保管流通されるので、品質の劣化が少ないんです」
また、豆の味わいはもちろん、安全面にも考慮して国産を選んでいるそう。たとえば、大規模な農場で育てられる海外の大豆は、有機栽培をしている農場のすぐ隣で、セスナ機が農薬を撒いていたりすることも。
たとえ安全性が保障されていても、もしかしたらという不安に寄り添って、豆庵では国産大豆を選んでいるんですね。
無駄なものは一切入れない! 昔ながらの製法
こうして選ばれた大豆の味わいを最大源に活かすのが、乳化にがりや消泡剤などを使わず、豆乳に天然にがりを打って固める昔ながらの製法です。
「この製法は、その日の気温や、豆乳の仕上がりによって、つくる度ににがりの量を調整する必要があります。そのため、職人の熟練した技術が不可欠なんです」
最近では、安定して量産できることもあり、薄い豆乳に乳化にがり等合成凝固剤を加えて製造しているものが増えてきたそう。それでも豆庵では、本物の味を届けたいという想いから、添加物は最小限に、昔ながらの製法を守り続けているんです。
一度は食べてみて! 豆庵の豆腐製品
そんな手間ひまかけてつくられた豆庵のお豆腐、一体どんな味わいなんでしょう。試食させていただきました!
ひと口食べると、まず豊かな豆の風味に驚かされます。絹も木綿も、大豆の密が濃くて、ずっしりとした印象。大豆の甘み、コクが感じられます。写真はお醤油ですが、お塩で食べても美味しかったです!
豆庵では、豆腐以外にも、ゆば・厚揚げなど様々な豆腐製品を製造しています。
「僕の一番のおすすめは、ゆばです。職人が手摘みしており、濃厚な味わいが堪能いただけます。この味を気に入って、空輸で取り寄せする海外のレストランもあるんですよ」
豆腐をはじめ、本物志向の人々が選ぶ豆庵の製品。おからがとっても美味しいのは、化学合成添加物を一切使わず、大豆・新鮮な水で勝負している豆庵だからこそです。ヒューマングレード(=人が食べられる)食材という以上に、良質なおからだということを痛感しました。
お忙しいところ取材にご協力いただき、ありがとうございました!
豆庵 豆腐工房
豆庵豆腐工房は1991年に創業。土作りから製品まで一貫して国産100%にこだわり、化学合成添加物を使用せずに素材の良さを引き出した商品づくりを心がけている。